NPO法人多言語センターFACILが行ってきた「被災地の外国人自助組織のエンパワーメントとネットワーク構築のためのサポート活動」の最後のプログラムが、6月8日(日)仙台市で開催されました。現在の状況や災害後に立ち上がった外国人グループの今後を分析することが主な目的です。
この会には外国人コミュニティのリーダー、宮城県や仙台市関係者、神戸市からはFMわいわいのスタッフ、NPO関西ブラジル人コミュニティの理事長、ひょうごラテンコミュニティ(HLC)が参加し、フィリピンや中国、韓国、ラテン人などのコミュニティ支援、コミュニティラジオ番組の支援などについて話し合いました。
当団体、ひょうごラテンコミュニティ(HLC)の代表が、阪神淡路大震災での自身の体験と団体設立の経緯、運営方法などについて発表しました。
HLCは東日本大震災発生当初より、被災地に在住するスペイン語圏出身の皆さまへの情報提供を行いました。災害が起きると、だれもが大変な状況下におかれますが、日本語の理解が十分でない外国人は、正しい情報が届かないために不安な日々を過ごすことになります。また、被災地にいなくても、原発事故や放射能問題は日本に在住する外国人にとっては深刻な問題でした。当事務所の電話相談にもこの件に関する相談や問い合わせが相次いだため、スタッフが徹夜で政府が発表する情報を翻訳し、ホームページやフェイスブックを通して情報を発信し続けました。当時の様子を振り返りながら、HLC代表が、災害時だけではなく普段から外国人コミュニティ団体がしっかりとした基盤をつくっておく必要性について話しました。
Como actividad final del programa de asistencia a las comunidades extranjeras damnificadas por el terremoto y tsunami de Tohoku "Hisai ichi no gaikokujin jiyou soshiki no enpowerment to network kochiku no tameno support katsudo” realizado por la NPO Facil, el pasado domingo 8 de junio en la ciudad de Sendai se llevó a cabo una reunión para analizar la situación y el futuro de las agrupaciones extranjeras creadas tras el desastre.